水虫
水虫
水虫とは
白癬(はくせん)というカビの一種が皮膚に感染することにより、引き起こされる病気です。爪に感染すると爪水虫(爪白癬)になります。
このようなお悩みや症状はありませんか?
- 足がかゆい
- 皮がめくれる
- かさかさする
このような症状やお悩みがある方は当院にご相談ください。
症状
趾間型(しかんがた)
足の指の間(特に中指と薬指の間)によく見られます。赤くジュクジュクになって皮がむけたり、白くふやけたりします。
小水疱型
激しいかゆみが特徴です。土踏まずや辺縁に小さな水疱ができ、日が経つと薄皮がむけてくることがあります。
角質増殖型
かかとや足裏全体の角質が厚く硬くなったりひび割れたりします。
爪の水虫(爪白癬)
爪に縦方向の筋ができ白く濁ります。進行して筋が多くなると爪全体が白く見えることがあります。
塗り薬での治療が第一選択となりますが、難治の場合には飲み薬での治療をおすすめすることもあります。
原因
白癬は水虫にかかった人の皮膚からはがれ落ちた角質を介し感染します。家族間の感染リスクがあるため、特にバスマットやスリッパは共有を避けこまめに洗濯しましょう。
治療法
治療の基本は、カビの増殖を抑える外用薬(抗真菌薬)です。抗真菌薬にはクリーム、軟膏、液体などさまざまな種類があり、皮膚の状態に応じて選択されます。足白癬の場合は足指の間からアキレス腱まで、症状のない部分も含めて足裏全体に塗ります。真菌が完全に消えるまで、数ヶ月は薬を使用し続ける必要があります。
難治の場合には内服薬を処方することがあります。ただし抗真菌薬は他の内服薬との飲み合わせに注意が必要なものがあり、処方の際にはお薬手帳や現在治療中のご病気などについて確認の上で十分副作用に留意します。