虫刺され
虫刺され
虫刺されとは
虫が皮膚を刺したり触れたりすることで現れるピンク色や赤の盛り上がった発疹です。
私たちの周りには、人を刺す虫がたくさんいます。人を刺す最も一般的な昆虫には、蚊、蜂、ヤスデが含まれます。
症状
即時型反応と遅延型反応に分けられます。
即時型反応は、虫刺され直後からかゆみ、発赤、発疹が現れ、数時間で軽快します。
遅延型反応は、虫に刺された1~2日後にかゆみや発疹、水ぶくれができて治るまでに数日かかります。
夏に被害が多い蚊の場合、皮膚症状が年齢とともに変化することが知られており、幼児期には遅延型反応のみが現れ、乳児期から青年期には即時型反応から遅延型反応の両方が現れます。
青年期から壮年期には、即時的な反応のみが現れ、老年期には反応がなくなることが多いとされています。
原因
虫刺されには針や触手による刺傷のほか、体毛による刺傷などさまざまな形態があります。
治療法
虫刺されはステロイド外用剤を中心に、かゆみの強さに応じて抗ヒスタミン薬を追加することがあります。
小さなお子さまは、掻きむしりによりとびひに移行することがあります。患部を冷やすことでかゆみを抑えたりシールタイプの貼り薬を使用することもあります。