円形脱毛症
円形脱毛症
円形脱毛症とは
円形脱毛症は突然髪の毛が抜ける病気で、性別や年齢を問わずお子様にも発症します。最も多い症状は10円玉くらいの大きさの脱毛斑(髪の毛が抜け落ちた跡)ですが、一ヶ所だけではなく複数箇所に生じることがあります。脱毛の個数と範囲の広さで重症度が判定され症状が進行すると頭の毛がすべて抜けるだけではなく、全身の毛や眉毛、睫毛もすべて抜けることがあります。
このようなお悩みや症状はありませんか?
- 脱毛が突然始まった
- 頭部の地肌が見えたり、周辺との境界が比較的はっきりした脱毛斑がある
- 髪がゴワゴワする、頭皮がチクチクしたり、ピリピリするなど、いつもと違う感触がある
このような症状やお悩みがある方は当院にご相談ください。
原因
円形脱毛症の原因は明確にはなっていません。
遺伝的要因、ストレス、アトピー性皮膚炎や甲状腺疾患などの要因を背景として、毛根を攻撃する免疫細胞ができること(自己免疫反応)により円形脱毛症が生じると考えられています。
治療法
円形脱毛症の治療は、脱毛の期間や重症度、年齢などによって異なります。
軽症の場合は塗り薬・飲み薬・光線治療を行い、効果判定を行います。
そのほか、液体窒素「冷却療法」や、脱毛している部分にステロイド薬を注射する「ステロイド局所注射」などが行われることもあります。
脱毛が長期に及ぶ場合や急速に増悪した場合には他の治療法や入院治療をご提案することもあります。