白斑
白斑
白斑とは
白斑(はくはん)は、一部の皮膚が白くなってしまう病気で、黒い色素を作る細胞(メラノサイト)に異常をきたすことで生じる「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」の他、カビや乾燥性による湿疹も白斑の原因となります。
このようなお悩みや症状はありませんか?
- 肌の色ムラが気になる
- 皮膚の色が白い部分がある
このような症状やお悩みがある方は当院にご相談ください。
症状
尋常性白斑は、皮膚の色が白く抜けてしまう病気の中でもっとも多く、人口の1%近くに見られます。痛みやかゆみはありません。
白斑の部分はくっきり色が分かれていることが多く、円形や帯状、不整なもの、大きいもの、小さいもの、くっついて大きくなる場合などさまざまな形を呈します。
原因
尋常性白斑は自己免疫性疾患の一種と考えられています。本来、細菌やウイルスなどに対する防御に働いている免疫が、なんらかの理由で皮膚のメラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)を攻撃してしまうことで発症すると考えられています。尋常性白斑は他の自己免疫性疾患を併発することがあり、特に甲状腺疾患の合併が多いと言われています。
治療法
ステロイドやビタミンD3などの外用療法を中心に行います。急激に拡大する白斑の場合にはステロイドパルス療法による入院加療のため適切な医療機関をご紹介することもあります。