オムツかぶれ
オムツかぶれ
オムツかぶれとは
オムツかぶれとは、オムツが直接触れる部分が赤くじくじくただれる皮膚炎です。オムツに覆われている皮膚全体が赤くなったり、太ももやお腹などオムツのゴムが当たる部分が赤くなる場合もあります。
このようなお悩みや症状はありませんか?
- 肛門周辺がいつもより赤い
- おしりに赤いぷつぷつがある
- おしりを拭くときに痛がる、泣く、機嫌が悪くなる
このような症状やお悩みがある方は当院にご相談ください。
症状
おむつかぶれの初期では、肛門の周辺がいつもよりも赤くなったり、おしりに赤いプツプツができたりします。この時、すでに赤ちゃんは炎症によるかゆみやヒリヒリした痛みを感じているため、おしりを拭くと泣いたり、おしりを触って気にしたりするようなしぐさをみせるようになります。悪化すると赤みや湿疹を起こした部分がただれて、症状の範囲も広くなります。お風呂のお湯や尿がしみるため、入浴や排尿のたびに赤ちゃんは泣いて痛がることもあります。
原因
- 尿や便による汚れ
- おむつ自体のこすれ、おしり拭きの刺激
- おむつ内部の蒸れ
などが原因となります。
①尿や便による汚れ
尿はアンモニアを含んでいるので時間が経つとアルカリ性になり、皮膚への刺激を引き起こします。便には大腸菌が含まれており、下痢になるとアルカリ性の消化酵素も多量に混ざり、皮膚への刺激が更に強くなるので、短時間で赤ちゃんのおしりは赤くヒリヒリとしてきます。
便が緩くなった赤ちゃんの機嫌が悪く、グズグズしてきたら、おむつかぶれが原因のこともあります。
②おむつ自体のこすれ、おしり拭きの刺激
サイズの合わないおむつによって、ゴム周りが擦れてかぶれを起こすこともあります。
おしり拭きの擦れや、おしり拭きの成分による刺激で接触皮膚炎を起こすことがあります。
③おむつ内部の蒸れ
高温多湿の環境や、通気性の悪いおむつを履くことで、蒸れが原因となることもあります。
治療法
軽症の場合は保湿剤によるスキンケアのみで改善しますが、炎症が強い場合はステロイド外用剤が必要です。赤ちゃんにステロイド外用剤を使用する際、不安に思われる方も多いかと思いますが、正しく使用することで副作用なく重症化を防ぐことができます。安心してお使いいただけるよう、塗り方について事前に丁寧にご説明させていただきます。